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Aiko Uemura
- 2010-01-15 (Fri)
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カナダ・バンクーバー冬季五輪まであと1ヶ月あまり。
選考が決定した選手達もいよいよ最終調整の段階に入ったようだ。
前の記事で上村愛子選手のことについて触れたが、もう少し詳しく彼女
の事について書いてみようと思う。
小学校1年から長野県白馬村(八方尾根スキー場の麓)に育ち、その頃
から競技スキーに親しみ、白馬中学校のスキー部(アルペン競技)に
入部するが1年生の時にいじめに合い退部を余儀なくされる。
1年後、母親のすすめもあってカナダへと一人旅立つ。傷心しきっていた
彼女を偶然にも迎え入れてくれた地がバンクーバーにほど近いブラッコム。
そこで運命的に出会ったのがモーグルの世界だったようだ。
彼女を夢中にさせたフリースタイルスキーとの新しい出会いはその後の
人生までも変えてしまう様な劇的なものだったに違いない。
何か一つの事にとことん打ち込み、努力する姿は精悍ですがすがしさを
感じさせてくれる。
上村選手の滑りのベースには競技スキーで培った基本と力強さがある。
モーグルの場合、なるべくスキーを雪面から離さずコブを下半身で吸収する
技術が要求されるが、たまにゲレンデで見かける一般スキーヤーで、糸こんにゃく
のごとく軟体動物の様な滑りはどうも自分は好きになれない。
多少スキーが雪面から離れても上村選手の様に、下りの階段を早足で駆け降りて
行くようなイメージのほうがダイナミックで迫力がある。
ターンの技術やフォームの美しさにおいては世界でもトップクラス、リズムや
タイミングにくるいが生じ、体勢を崩すことがなければ表彰台は狙えるはず。
画像(昨シーズンのモーグル世界選手権)時のイメージ通りの滑りができれば
しめたもの。本番で、滑り終えた直前の両手を掲げるガッツポーズに期待したい。
傍で見る側は好き勝手なことを何でも言えるが、実際にオリンピックという
大舞台のスタート台に立った時の極度な緊張感と重圧は想像を絶するものがある。
全ての歯車がかみ合い、兼ね備えた実力以外にも運や天が彼女に味方してくれる
ことを祈ってやまない。栄冠を勝ち取るその日まで...。
Aiko Uemura Freestyle MOGULS World Champion 2009
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