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OLYMPIC Archive

RIO OLYMPICS

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リオ・オリンピックも終盤を迎え、日本選手の活躍が目覚しい。
柔道、水泳、陸上、テニス、体操、卓球、バトミントン、レスリングなど2020年の
東京五輪まで益々の飛躍が期待され楽しみである。
中でも卓球女子団体の激戦と、テニス・錦織選手の銅メダル獲得が最も強く
印象に残っている。
卓球もテニスも押しつ押されつ、流れが終始逆転するゲームだけに観戦する側も
見ていて精神的にしんどい。ミスが出ると続く傾向にあり、実力が拮抗した選手同士の
試合はメンタルの強さが結果を左右してしまうと言っても過言ではない。

錦織選手は今までどうしても開かなかった扉を自力で半分、こじ開けた。
今回の銅メダルが大きな自信につながった事は間違いない。
勝っても驕らず謙虚な姿勢と、海外メディアの対応にも誠実で丁寧なところが人気な様だ。
ここから先は限界という未知の領域を乗り越え、頂点を目指して頑張って欲しい。

今も消化不良で、すっきりしなかった試合が、高松ペアが出場した
バトミントン女子ダブルス決勝だ。
終始、胃がキリキリ痛む程の熱戦、日本はどちらかといえばデンマークに圧倒、
押され気味の展開で、一つのミスで勝利はひっくり返っていたかもしれない...。

その試合であまり見たくないシーンがあった。

日本が点を取った所で、デンマークがシャトル交換を主審に要求したが 、
主審は認めず 。その後さらに抗議を継続、心理戦へと持ち込む展開。

松友選手が、しびれを切らし主審とデンマーク選手の元に行き、
ラケットを差出しシャトルを要求した際、デンマーク選手が、
なんと松友選手のラケットを右手でバーンと下に叩き退けたのだ。

金メダルをどうしても取りたいという熱い気持ちは分かるが、私にはアンフェアな行為に映った。
この後の松友選手の心理状態は果たしてどう動いたのか? 普通こういう仕打ちをされれば、
動揺し、プレーに集中できなかった筈である。
しかし彼女は冷静に試合に集中し、強靭なメンタルで心理戦を挽回したのだ。

ある意味、デンマークのアンフェアな行為が仇となり金メダルがするりと逃げていったのかも
しれない。

高橋・松友選手、金メダルおめでとう、お疲れさま。
欲を言わして頂ければ、デンマーク(銀)、韓国(銅)、の選手達も、表彰台で握手かハグを交わし、
お互いの健闘を讃え合うシーンが見たかったというのが本音である。

卓球女子団体は日本中が涙した感動的な銅メダル獲得だった。
メダル死守という重圧の中、一進一退の攻防が続く一時も目が離せない展開。
残念ながら、キャプテンを努める愛ちゃんは思うような結果が出せず、さぞかし
辛かった事と思う。
ああいう状況では、後悔の気持ちや失意に、他の選手を気遣う余裕などなかった筈である。
でも、窮地にめげず一生懸命後輩たちにアドバイスや応援、気遣う姿に胸を打たれた。

試合後のインタビューで、愛ちゃんは涙ながらに自分が足を引っ張ってしまい
チームに迷惑をかけて申し訳ないと謝っていたが、決してそんなことはない。
後輩に対する愛ちゃんの温かい気持ちが銅メダルを引き寄せたのだと思う。

あるスポーツ指導者の格言に、技術は「銀」 人柄は「金」という言葉があるが、
まさに、愛ちゃんはこれに当てはまる。
逆境にあっても、人を気遣う優しい心、撫子が持つ美しいものを見せてもらった。
ありがとう、お疲れさま。

表彰台で3人の胸にかけらた銅メダルは、きらりと金色の輝きを放っていたように見えた。



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Figure Skating

白銀に踊る

     
               曇りのち晴れ


     ひたひたと足元に忍び寄る 緊張と不安 そして重圧

   過去にバンクーバー五輪や大きな大会は 幾度も経験している

時折リ浮き足立つ気持ちに  平静を装い いつもどおりの6分間練習をこなす

   迫りくる得体の知れないものが 突如 私の目の前に立ちはだかる

     身体は火照り 喉が渇き 焦燥感までが繰り返し襲ってくる

振り払おうと もがけばもがくほど 助長する緊張感に ただ ただ自分をさがす

    気がつけば 茫然と立ち尽くす自分の姿を 氷上が映し出していた

     


胸を揺さぶるのはいつも、たどり着いた姿ではなく、届こうと手を伸ばす純粋な思いの
ような気がする。
不安や恐怖との葛藤、失意に、それでも顔を上げて前に進もうとする姿に、人は初めて
勇気の意味に気付かされることになる。

4年に一度の華やかな大舞台に立つまで、どれだけ多くの苦悩と闇のトンネルの中をくぐり
抜けてきたのだろうと想像した時、私は自分の人生や心を照らし合わせたくなる。




        眠れぬ一夜を過ごし 迎えたフリー演技当日の朝

            コーチが語ってくれた 出来事

  34年前のレイクプラシッド五輪 教え子であった ある選手が残してくれた 

               勇気を授かるエピソード

         サイは投げられた 失うものなど もう何もない

     意を決して飛んだ 運命を左右する振りだしの トリプルアクセル

     スローモーションでコマ送りされた 3回転半のジャンプの着氷に

           そっと誰かが 手を添えてくれたような気がする

         思い描いたように 躍動してくる調子に 身をまかせ

         軽やかにステップ あとは残ったジャンプを こなすだけ

          精いっぱい胸を張って 決めた 最後のポーズに

                無意識に溢れ出す涙

        ソチのスケートリンクに ぽつりと落ちた 涙のしずくは

          きらきらと 美しく 星のように 光輝いていた




各国の選手それぞれ、いろんな思いを胸に刻み、ソチ冬季オリンピックが幕を閉じた。
凝縮された短編の感動的なドラマをありがとう。
しおりを挟んでおいた閉会式というページを読み終わり、SOCHIドキュメンタリーという
タイトルの本をそっと閉じて就寝したいと思う。






上の画像は1962年の映画「白銀に踊る」の主演を演じた、イナ・バウアーとトニーザイラー。
イナ・バウアーといえば、言わずと知れた荒川静香さんがトリノ五輪で金メダルを獲得した時に、
演技で取り入れた技の名称、ルーツはバウアーさんが最初に生み出したことが、由縁である。
オリンピックでのメダルこそないが、国際大会で大活躍した選手の一人だ。

相手役のトニーザイラーは、1956年のコルチナ冬季オリンピックで回転、大回転、滑降で金メダル
の三冠王に輝いた名実ともに、アルペンスキー界では最も伝説に残るスター選手だった。
当時は日本にもファンが多く、スキー場にはザイラーゲレンデと名のつく斜面もある程だ。
俳優としても活躍し、その多才ぶりには驚かされる。
ザイラー氏が主演した映画で最も知られた「白銀は招くよ」は、その主題歌もウインターソングの
定番として大ヒットを記録したことでも、記憶に鮮明である。

このビデオはYou Tubeにしては長いので、ザイラー氏がアルプスの新雪を滑っている始まりの部分
と後半のスケート(ミュージカル)部分だけでも十分に見応えがあるので、ご鑑賞いただきたい。






白銀に踊る INA BAUER & TONI SAILOR





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SOCHI OLYMPIC

sochi 2014


いよいよ、ソチ・オリンピックが始まり、先陣を切ってモーグル女子の
準決勝、決勝が今日の未明行われた。
期待の上村愛子選手、惜しくもメダルは逃したものの、集大成ともいえる
見事な滑りで観客を魅了させてくれた。
滑り終えた後のインタビューにも晴々とした表情で答えていたのが印象的
だった。
胸中には、悔しさもあった事とは思うが、持てる技の全てを出し切った後の
充実感の気持ちのほうが勝っていた様に思える。

きっと私を含め、誰しもがメダルを取らせてあげたいという気持ちで固唾を
呑んで見守っていたに違いない。
戦いを振り返って、彼女の滑りは安定感、ターン技術、スキー操作の面において、
他の、どの選手よりも優れていた。
若い時の多少の荒削りな部分は鳴りを潜め、ほぼパーフェクトの極めた境地で
彼女なりの美学を貫いた戦いぶりに敬意を表したい。

40年ほど前にアメリカで生まれたフリーススタイルスキー、当時はホットドッグ
スキーと呼ばれ、モーグル、エアリアル、バレースキーの3種目があったが、現在、
バレースキーは種目外となってしまい、スキー場でもお目にかかる事がなくなって
しまった。
特にモーグルはカントリーミュージックと相性がよく、陽気で愉快、クレイジーと
いったスキーの楽しみ方が発祥とされる。
五輪競技となってからは、いろいろと採点基準が加わり、本来の楽しむスキーと
いうよりは、あくまでもジャッジの採点に委ねられることとなった。

スキー選手も年齢を重ねる度に、技術がより磨かれ、無駄のない滑りへと進化する。
確かに、上村選手もその通りで、無駄なく、そつ無く、ほぼ完ぺきに近い滑りだった
と言ってよかったと思う。
決勝の滑りなどは果敢に攻めて滑走タイムは一番早かったはずである。
他国の、どの選手にも真似のできない無駄のない美しい滑りが、ともすればジャッジ
の目には、おとなしい印象に映ったのかもしれないという事と、ターン点の採点基準の
変化がわざわいしてしまったのかもしれない。そのターン点採点基準の変化とは、接雪、
つまりスキー板が雪面から離れずにコンタクト状態を保っているということらしい。
腰から下を軟体動物(タコ)のようにクネクネと捏ねくり回すような滑りが、加点に繋がる
ということだ。私の最も好きになれない滑り方である。
それを加味すると足首やひざ関節の柔らかい外国人選手には有利で上村選手のように板の
中心に乗り雪面をエッジでとらえるような理想的な滑りには不利になるということは明白だ。
誰が提案したのか、突然、採点基準を変えられても対応などできるはずもない。
インタビューの際、上村選手が言っていたことは自分の思い描いた納得のいく滑りを目標に
それが達成できたことが、何よりも満足していると語っていたが、それこそ美学そのものだ。
上村選手を知りえる誰しもが彼女に軟弱な滑りなど望むはずもなく、世界中で中継を観戦
していた多くのスキーヤーは、完成された彼女のスキー技術を高く評価してくれていた筈である。
ただ、採点競技に関しては国別ジャッジの主観も否めないので結果は受け入れるしかない。

バンクーバー五輪から更に4年間モチベーションを絶やさず、頑張ってきたことを、心から
称賛したい。
もし、そんな色のメダルが存在するとしたら、金よりも高価なプラチナの光り輝くメダルを
胸にかけてあげたい気持ちでいっぱいだ。
お疲れ様、そして、最も洗練、完成された華麗な滑りを、ありがとう。



この後も、フィギュアスケート男子の羽生選手、女子の浅田真央ちゃん、ジャンプ男子
ラージヒルの葛西選手など活躍が期待される種目が続くわけだが、特に真央ちゃんに
関しては、日本中の関心が高いので、重圧に押しつぶされないよう、邪念を取り払って
2本の演技のみに集中してほしい。
傍で言うのは簡単だが、選手にとって、この境地に入り込むのは至難の業かとは思うが、
精一杯、応援したい。


そして、ジャンプ女子、日本きってのフライングガール、高梨沙羅選手。
ひょうひょう且つ、のほほんとしていて、つい親しみが湧いてくる。
きっと彼女も外的要因に左右されない自分の時間をしっかり持った人なのだと思う。
度胸が据わっていて、男子顔負けの存在が頼もしい限りだ。
勢い余って、ランディングバーンを通り越して平地に着地しないように、気をつけて!!

鳥人(超人)沙羅ちゃん、宇宙の果てまで飛んでゆけ。










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