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2012年08月

LATE SUMMER

ivan lins



手を伸ばせば すぐそこに 光輝く念願のメダルがあったはずなのに 

果敢なくも 触れることさえ かなわなかった

この4年間 何をやってきたんだと 自分に問いかけたくもなるだろう

わかっているよ 君の力は そんなもんじゃないっていうことを

不安や恐怖 計り知れない重圧を背負い それを払拭、克服するために

がんばってきたことも 

でも きっと、それは天が与えた 運命という試練なのだと

時には挫折しそうになり、幾多の苦難を乗り越え ひたむきに 精悍に挑むすがたに

人々は共感し 胸を打たれるのだろう

オリンピックには魔物がいると よく言われるが たとえば1年に1回 2年に1回ある

としたらどうだろう 4年に1回しかない というのとでは 気分的に大きな違いがある。

誰が決めたのか この4年に一度という絶妙な年月のインターバルが 魔物の正体であり

最も価値のあるメダルとして 観客や選手達を惑わしてしまうのだろう。

競技会場がつくりだす異様な空気感や 過剰に切なる観客のエールだったり 、

選手達も 目に見えない微妙な心の動揺を 自ら作りだしてしまうのだと思う。

結果はどうであれ 全力を出し切ったあとの君の後ろ姿は 眩しく 清々しく

メダルに匹敵するほど 価値のあることだと 信じている。


また ひと回り大きくなって 戻ってきてほしい 魔物など付け入る隙がないほど、

精悍に挑むすがたと ひと際かがやく瞳や表情を もう一度見せてくれ。

そして 決勝に臨んだ なでしこジャパン、 負けて悔いなし。

試合後 表彰式に現れた彼女たちの笑顔を見ていたら メダルの色など

どうでもいいと 思えてならなかった。

なでしこの戦いを 世界中で見てくれていた人たちは 私も含め 忘れかけていた

胸の奥の 大切な何かに ふっと 気付かされ 心動かされたのではないだろうか。

際立つチームワークと絆、 個々の人柄、 胸にかけた銀メダルは 金メダルをも凌ぐ

輝きを放ち 親愛という余韻を永遠に残しつつ 世界の人々を魅了したに ちがいない。


お疲れさま ありがとう。





オリンピックの熱闘と興奮 暑い夏の疲れを癒してくれるイヴァン・リンスの
「A LOVE AFFAIR」というトリビュートアルバムからブレンダ・ラッセルの
ノクターンで火照った心と身体を冷ましてほしい。




Brenda Russell (Nocturne) 




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