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2014年02月

SOCHI OLYMPIC

sochi 2014


いよいよ、ソチ・オリンピックが始まり、先陣を切ってモーグル女子の
準決勝、決勝が今日の未明行われた。
期待の上村愛子選手、惜しくもメダルは逃したものの、集大成ともいえる
見事な滑りで観客を魅了させてくれた。
滑り終えた後のインタビューにも晴々とした表情で答えていたのが印象的
だった。
胸中には、悔しさもあった事とは思うが、持てる技の全てを出し切った後の
充実感の気持ちのほうが勝っていた様に思える。

きっと私を含め、誰しもがメダルを取らせてあげたいという気持ちで固唾を
呑んで見守っていたに違いない。
戦いを振り返って、彼女の滑りは安定感、ターン技術、スキー操作の面において、
他の、どの選手よりも優れていた。
若い時の多少の荒削りな部分は鳴りを潜め、ほぼパーフェクトの極めた境地で
彼女なりの美学を貫いた戦いぶりに敬意を表したい。

40年ほど前にアメリカで生まれたフリーススタイルスキー、当時はホットドッグ
スキーと呼ばれ、モーグル、エアリアル、バレースキーの3種目があったが、現在、
バレースキーは種目外となってしまい、スキー場でもお目にかかる事がなくなって
しまった。
特にモーグルはカントリーミュージックと相性がよく、陽気で愉快、クレイジーと
いったスキーの楽しみ方が発祥とされる。
五輪競技となってからは、いろいろと採点基準が加わり、本来の楽しむスキーと
いうよりは、あくまでもジャッジの採点に委ねられることとなった。

スキー選手も年齢を重ねる度に、技術がより磨かれ、無駄のない滑りへと進化する。
確かに、上村選手もその通りで、無駄なく、そつ無く、ほぼ完ぺきに近い滑りだった
と言ってよかったと思う。
決勝の滑りなどは果敢に攻めて滑走タイムは一番早かったはずである。
他国の、どの選手にも真似のできない無駄のない美しい滑りが、ともすればジャッジ
の目には、おとなしい印象に映ったのかもしれないという事と、ターン点の採点基準の
変化がわざわいしてしまったのかもしれない。そのターン点採点基準の変化とは、接雪、
つまりスキー板が雪面から離れずにコンタクト状態を保っているということらしい。
腰から下を軟体動物(タコ)のようにクネクネと捏ねくり回すような滑りが、加点に繋がる
ということだ。私の最も好きになれない滑り方である。
それを加味すると足首やひざ関節の柔らかい外国人選手には有利で上村選手のように板の
中心に乗り雪面をエッジでとらえるような理想的な滑りには不利になるということは明白だ。
誰が提案したのか、突然、採点基準を変えられても対応などできるはずもない。
インタビューの際、上村選手が言っていたことは自分の思い描いた納得のいく滑りを目標に
それが達成できたことが、何よりも満足していると語っていたが、それこそ美学そのものだ。
上村選手を知りえる誰しもが彼女に軟弱な滑りなど望むはずもなく、世界中で中継を観戦
していた多くのスキーヤーは、完成された彼女のスキー技術を高く評価してくれていた筈である。
ただ、採点競技に関しては国別ジャッジの主観も否めないので結果は受け入れるしかない。

バンクーバー五輪から更に4年間モチベーションを絶やさず、頑張ってきたことを、心から
称賛したい。
もし、そんな色のメダルが存在するとしたら、金よりも高価なプラチナの光り輝くメダルを
胸にかけてあげたい気持ちでいっぱいだ。
お疲れ様、そして、最も洗練、完成された華麗な滑りを、ありがとう。



この後も、フィギュアスケート男子の羽生選手、女子の浅田真央ちゃん、ジャンプ男子
ラージヒルの葛西選手など活躍が期待される種目が続くわけだが、特に真央ちゃんに
関しては、日本中の関心が高いので、重圧に押しつぶされないよう、邪念を取り払って
2本の演技のみに集中してほしい。
傍で言うのは簡単だが、選手にとって、この境地に入り込むのは至難の業かとは思うが、
精一杯、応援したい。


そして、ジャンプ女子、日本きってのフライングガール、高梨沙羅選手。
ひょうひょう且つ、のほほんとしていて、つい親しみが湧いてくる。
きっと彼女も外的要因に左右されない自分の時間をしっかり持った人なのだと思う。
度胸が据わっていて、男子顔負けの存在が頼もしい限りだ。
勢い余って、ランディングバーンを通り越して平地に着地しないように、気をつけて!!

鳥人(超人)沙羅ちゃん、宇宙の果てまで飛んでゆけ。










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