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2016年08月

RIO OLYMPICS

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リオ・オリンピックも終盤を迎え、日本選手の活躍が目覚しい。
柔道、水泳、陸上、テニス、体操、卓球、バトミントン、レスリングなど2020年の
東京五輪まで益々の飛躍が期待され楽しみである。
中でも卓球女子団体の激戦と、テニス・錦織選手の銅メダル獲得が最も強く
印象に残っている。
卓球もテニスも押しつ押されつ、流れが終始逆転するゲームだけに観戦する側も
見ていて精神的にしんどい。ミスが出ると続く傾向にあり、実力が拮抗した選手同士の
試合はメンタルの強さが結果を左右してしまうと言っても過言ではない。

錦織選手は今までどうしても開かなかった扉を自力で半分、こじ開けた。
今回の銅メダルが大きな自信につながった事は間違いない。
勝っても驕らず謙虚な姿勢と、海外メディアの対応にも誠実で丁寧なところが人気な様だ。
ここから先は限界という未知の領域を乗り越え、頂点を目指して頑張って欲しい。

今も消化不良で、すっきりしなかった試合が、高松ペアが出場した
バトミントン女子ダブルス決勝だ。
終始、胃がキリキリ痛む程の熱戦、日本はどちらかといえばデンマークに圧倒、
押され気味の展開で、一つのミスで勝利はひっくり返っていたかもしれない...。

その試合であまり見たくないシーンがあった。

日本が点を取った所で、デンマークがシャトル交換を主審に要求したが 、
主審は認めず 。その後さらに抗議を継続、心理戦へと持ち込む展開。

松友選手が、しびれを切らし主審とデンマーク選手の元に行き、
ラケットを差出しシャトルを要求した際、デンマーク選手が、
なんと松友選手のラケットを右手でバーンと下に叩き退けたのだ。

金メダルをどうしても取りたいという熱い気持ちは分かるが、私にはアンフェアな行為に映った。
この後の松友選手の心理状態は果たしてどう動いたのか? 普通こういう仕打ちをされれば、
動揺し、プレーに集中できなかった筈である。
しかし彼女は冷静に試合に集中し、強靭なメンタルで心理戦を挽回したのだ。

ある意味、デンマークのアンフェアな行為が仇となり金メダルがするりと逃げていったのかも
しれない。

高橋・松友選手、金メダルおめでとう、お疲れさま。
欲を言わして頂ければ、デンマーク(銀)、韓国(銅)、の選手達も、表彰台で握手かハグを交わし、
お互いの健闘を讃え合うシーンが見たかったというのが本音である。

卓球女子団体は日本中が涙した感動的な銅メダル獲得だった。
メダル死守という重圧の中、一進一退の攻防が続く一時も目が離せない展開。
残念ながら、キャプテンを努める愛ちゃんは思うような結果が出せず、さぞかし
辛かった事と思う。
ああいう状況では、後悔の気持ちや失意に、他の選手を気遣う余裕などなかった筈である。
でも、窮地にめげず一生懸命後輩たちにアドバイスや応援、気遣う姿に胸を打たれた。

試合後のインタビューで、愛ちゃんは涙ながらに自分が足を引っ張ってしまい
チームに迷惑をかけて申し訳ないと謝っていたが、決してそんなことはない。
後輩に対する愛ちゃんの温かい気持ちが銅メダルを引き寄せたのだと思う。

あるスポーツ指導者の格言に、技術は「銀」 人柄は「金」という言葉があるが、
まさに、愛ちゃんはこれに当てはまる。
逆境にあっても、人を気遣う優しい心、撫子が持つ美しいものを見せてもらった。
ありがとう、お疲れさま。

表彰台で3人の胸にかけらた銅メダルは、きらりと金色の輝きを放っていたように見えた。



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